『LeME』という電子書籍作成ツールが超便利な件
題をライトノベル風にしてみました。ブログに新しさを吹き込みたい今日この頃な縞衣です。
『便利な電子書籍作成ツールについて次回更新します』と書きながら間にお知らせを挟んでしまいましたが、このツール、本当に便利なのでご紹介します。
(なぜかホーム画面のURLでは画像埋め込みにできませんでしたが…。)
これまで、電子書籍を作る為に色々なツールを試してきました。
使ってみたツールやサービスの一覧です。↓
では上から順にざっと解説を。
紙書籍も作る事が可能。
細かな設定が可能な分、若干面倒に感じる事もある。
電子書籍ストアへ配本する事が可能。一回配本申請するに当たり500円必要。
もちろんBCCKSのみでの販売も可能。
紙書籍をオンデマンド販売されたい方は、一度目を通される事をオススメします。
・Romancer
可もなく不可もなくという印象。
Wordデータ使用可能。
表紙の表示のされ方が個性的だが、私は個人的にはあまり好きではありません。
(それがネックで使うのもやめてしまいました……)
販売委託サービスあり。一作品につき年間3000円。
オンデマンド印刷も可能なようですが、決して安価ではないと思います。
・伝書ちゃんのでんでんエディター、コンバーター
こちらエディターで入力しコンバーターで本にするという感じですが、エディターに直接入力すると私の場合は不具合があったので、でんでんマークダウンを使ってテキストファイルでデータ作成し、コンバーターで書籍にしていました。
LeMEを見つけるまでは一番使っていました。
koboの電子書籍リーダーは通常のEpubデータは読み込んでも動作不良になりますが、でんでんコンバーターはチェックを入れる事でkobo向けデータを作成できます。
とは言え、koboに販売申請をする際には、kobo形式にする必要はありません。普通のEpubデータでOKです。自分の小説をkoboの書籍リーダーに入れて読みたい、という方はこちらを使うと便利かと思います。
ネックなのは、記法を使って書くのが多少面倒なのと、画像の入力は苦手という点。画像なしの小説ならば問題はありません。結構細かな設定もできる、いいツールだと思います。
・メディバン
テキストファイルを作ってサイトのエディターにコピペ、という作業で簡単に電子書籍ファイルを作れます。もちろん直接入力してもOKです。
画像ファイルの書籍も制作OKです。私は作った事ないですが…。
ネックなのは、簡単な分、ルビの入力ができない、横書きしかできないという点です。
メディバンサイトで販売する事が可能ですが、正直、私はメディバンでは一冊も売れた事がありません。配本サービスがあった時には、kindle、kobo、BOOK☆WALKERでは売れましたが、現在は配本サービスは終了しています。(メディバンサイトを見られた方が、普段お使いのストアで購入されたという事はあるかもしれません。)
メディバンは、メディバンペイントというイラストソフトを無料で配信していますが、そちらが非常に便利でお世話になっています。
メディバンファクトリーでは紙書籍やポストカード、名刺も作る事ができますので、それはすごく便利ですね。友シェア機能は、販売する事ができるようになれば(収益を設定できるようになれば)もっと利用者が伸びると思います。
詳しくはサイトをどうぞ↓
・パブー
ブクマ数の多さからも分かる通り有名どころです。
こちらもエディターで入力可能。
縦書き不可ですが、メディバンと違うのは、ルビタグを使う事でルビの入力が可能な点。
気軽に制作から販売まで可能。
月額540円のプロ版にする事でkindleストア、koboストアに配本申請できますが、各ストア10冊までの制限ありです。これがネックですね。本格的に作品を作りたいと思っている人は、十冊なんてあっと言う間に越えてしまいそうです。(私はいつまで経っても一冊ですが、どんどん作りたい気持ちだけはあるので選択肢から除外しました。)
いかがでしたでしょうか。ものすごくザックリとした紹介ですが、なんとなくイメージは伝わったのではないかと思います。詳しく知りたい方は、サイトをご覧ください。
さて、ではLeMEの紹介に戻ります。
まず何がすごいかと言うと、小説もマンガも両方作れてしまうところです。
リフロー型と固定型を簡単に設定できますし(リフロー型は小説などの文章向け、固定型はコミックやイラスト集などの画像向け)、情報によると、かなりデータ量が多くてもサクサクファイルが作れるそうです。
私は小説本しか作りませんが、その場合、テキストファイルを使う方法と、Wordファイルを使う方法が選べます。
一応両方試しましたが、オススメなのはテキストファイルを使う方法です。
いいなぁと思ったのは、ルビの入力が簡単な点!ルビタグって量が増えると結構面倒くさいんですが、LeMEは《 》でルビを設定できます。例えば、
葉蘭《はらん》
↑これでちゃんとルビがつきます。カクヨムやエブリスタと同じですね。
縦書き、横書き両方に対応できますし、無料でこれだけできるのはすごいと思います。
作った本の最終頁にLeMEのマークが自動で挿入されますが、こちら、BOOTHにて販売しているプロダクトキーを購入する事で、外す事ができるそうです。
私は、別にロゴマークが入っていても構わないのでプロダクトキーは購入していません。ちなみにプロダクトキーは2000円でダウンロード販売されています。
テキストファイルは章ごとに保存した方が便利です。そこが若干面倒と言えば面倒かもしれませんが、私はさほど気になりません。何せ、今まで試したツールの中で、本当に一番簡単なんです。多少の手間はかかって当たり前ですし、だからこそ、出来上がった時の喜びもひとしおです。大切な我が子だと愛情が湧きます。
ちなみにこのツール、名前はレメと読むようです。
まだ新しいですが、BOOK☆WALKERのサイトで「めがイラストに対応したツール」として紹介されていたので発見しました。簡単な設定で、めがイラストにできます。ページ全画面表示のイラスト設定も簡単。たまに、イラストがすごく小さく表示されてしまう電子書籍があって、それがすごく気になっていたので、簡単に全画面に設定できるのは本当にありがたいです。
電子書籍自分で作るのはハードル高!と諦めていた方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。別に販売する目的でなくても、自作小説やマンガをオフラインで読めるようにしたいから、という場合も便利だと思います。
以上、電子書籍ツール「LeME」の利用感想レポートでした。