電子書籍というものについて考えている。
お久しぶりです、縞衣です。
瞬く間に3月が終わり、4月ですね。
せっかく時期的に合ってきたので、桜君のお話を頑張って執筆したいと思う今日この頃です(現在、連載は5月辺り)。もちろん他の2作も。そして、新しい作品の構想もあります。ブログで連載できるのはいつになるか分かりませんが…。
ところで、以前から電子書籍というものについて考えていました。
電子書籍は、紙本と違い、本を読む権利を買うものだと理解しています。
その為、配本サービス自体が終了してしまうと(サイトの閉鎖など)、せっかく購入した本も読めなくなってしまいます。
紙本の場合、処分してしまわない限りはずっと読む事ができますから、その点について電子書籍はマイナスだと言わざるを得ません。
利用する人は、そこを十分理解し了承した上で、利用する必要があります。
しかし、紙本のようにかさばらないのは、電子書籍のプラスポイントですよね。
データを用意すれば、個人でも簡単に販売を開始する事もできます。
とは言え、実際にデータの作成をしてみると、結構手間がかかる事も分かります。
電子書籍が売り出された当初は、紙本に比べてお得だというのが大前提だったように思いますが、最近は、紙本よりも高い場合も度々見受けられます。
電子書籍用のデータを別に用意する手間がかかる事は分かりますが、これは最初の目的からすると(紙本と違い安くいつでも入手する事ができる)本末転倒しているように思えます。
そこから考えるのは、今後の作品発表の仕方です。
電子書籍には、『アプリがないと開く事ができない』というデメリットがあります。
もしも複数の販売店を利用していたら、それぞれのアプリを用意しなければなりません。
私の場合、AmazonのkindleFireと楽天koboの電子書籍リーダーを愛用していますが、本当に好きな作品は紙本でも購入しています。
電子書籍の場合、セールで安くなる事が多いので、そういった機会にまとめて購入しています。この点については便利ですね。書店に行かなくてもすぐにダウンロードできるところも、やはり魅力です。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上でうまくお付き合いしていくのが良さそうです。
そういう訳で、私の作品発表に関しましても、しばらくは現状維持でいきたいと思っていますが、一つ気になっているのは『データの差し替えが難しい』という点です。
間違いを見つけても、すぐに修正してアップロードする事ができません。
BOOKWALKERのBWインディーズの場合、このデータ修正がすぐにできるようなので、今後こちらに切り替えようか…と考えた事もありましたが、電子書籍リーダーで読みたいという方向けには、やはりAmazonと楽天koboは外せません。
自分でkindle用、kobo用データを作る事も可能ですが、その分、手間もかかります。
Amazonでも楽天koboでも配信する為には、通常はそれぞれの配本センターに登録する必要があります(しかしそれをするとなると、かなりの労力です)。
ダウンロードサイトでそれぞれのデータを配信するという手もありますが、その場合、著作権保護はかけられない、という課題が。
配信を委託した場合は、データの差し替えができない場合も多い。
こうして考えると、頭が痛くなってきます。
それで結局、しばらくは現状維持という結論に至りました。
とりあえず、ブログの連載を頑張る方が先という感じがします。
それでもやはり、『ネットに接続しなくても読める』という事を考えると、『紙』だろうと『電子』だろうと、『書籍』という形にしたいとは思うんですよね。
今後も、どういう方法をとるのが良さそうか、模索していきたいです。